大分市佐賀関で発生した大規模火災で、建物170棟以上が焼けるなど甚大な被害が広がった要因について、消防士歴30年の専門家は「気象条件」と「佐賀関ならではの特徴」を指摘しました。
臼杵市消防本部の元消防長で、大分大学減災センターの板井幸則さんは、これまでに経験したことのない規模の火災だったと話します。

板井客員教授:
「夜の11時ごろ、現場の確認に行ったが、炎を見ただけでもこれまで私はいろんな現場も見てきましたけど、こんな大きな火災は見たことがなかった」
170棟以上に延焼し、大分県内では過去に例をみないほど甚大な被害となった火災。火元から海を挟んで1.5キロほど離れた無人島にも延焼が確認されました。
板井客員教授:
「佐賀関の特徴として、住宅が密集している木造の家屋が多い。また空き家も多く、きのうは特に風が強かったというところで、風にあおられて大火になっていった」



















