千葉県成田市の大規模開発などをめぐり、出資者への分配金などが遅延している不動産ファンド「みんなで大家さん」。開発予定地のおよそ4割を所有する成田国際空港会社が、今月末で土地の貸し付けを終了する方針であることがJNNの取材でわかりました。
成田国際空港から直線距離でおよそ3キロ。当初の予定では…東京ドームおよそ10個分の敷地に、最新鋭の球体アリーナやショッピングモールなどを備える「ゲートウェイ成田」。新たな“グローバル拠点”が完成しているはずでした。しかし…
記者
「こちらが建設予定地ですが、ご覧のように更地のままです」
施設の建設のために地盤の改良など行う造成工事。4日後に工事が完了する予定でしたが、建設予定地はこの状況です。
こうしたなか、成田市はファンド側からきのう、工事の完了延期の届け出があり、それを受理したと明らかにしました。
実は“造成工事の完了延期”はこれで4回目。今月末から1年9か月先の2027年8月31日に変更されました。
さらに、開発予定地のおよそ4割は成田国際空港会社から借りている土地で、契約期間は今月30日まで。関係者への取材で、成田国際空港会社がこの土地の貸し付けについて、今月末で終了する方針であることがわかりました。
かつてファンドの代表は著書でこううたっていました。
「資産評価2兆円の街で、2024年、日本は復活する!」
そんな“夢の街”は更地のまま、土地のおよそ4割がファンド側の手を離れる可能性が出てきました。
国の指針では「工事完了の能力を欠いている場合、開発許可を取り消すことが望ましい」とされていますが、きょう、成田市の小泉市長は。
成田市 小泉一成 市長
「計画面積が当然変更になるでしょうから、その影響はあると思いますが、市としては造成の開発許可を出した部分に関しては、しっかりやってもらいたいという気持ちは変わりません」
「みんなで大家さん」は、「ゲートウェイ成田」を中心に全国3万7000人以上から総額2000億円を超える出資を集めていました。
しかし、分配金の遅れなどからトラブルが拡大。これまでに出資者およそ1200人が総額114億円あまりの返還を求め、運営会社を提訴しています。
「成田市の開発許可が投資の後押しになった」と話す出資者もいますが。
成田市 小泉一成 市長
「あくまで許認可を出したことであって、その行為自体は(市に)責任が及ぶものではない」
問題山積みの“夢の街”。完成の日を迎えることはあるのでしょうか。
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