障害がある多くの人から期待の声が寄せられる

そこで考えたのが片足ずつ、もしくは異なるサイズで靴を購入できるサービス、「パラステップ」です。立ち上げに向けて同じ障害のある人を対象にインターネットでアンケートをとったところ、180人から日々の悩みやサービスへの期待が聞かれました。

(副田優海さん)「当事者がやることで、当事者にぶつけるわがままというか当事者だから言いやすいこともあって、すごく賛同してくださる方が多かったです。サービスとして実現していくために頑張らないといけないなと思いました」

現在、別府市にある起業家用シェアハウスのラウンジに通い準備を進めています。志を持つ仲間の活躍や何気ない会話に大きな刺激を受けています。

(セキヤソウ・代表 寺本聖さん)「おしゃれして外に出たいという純粋な気持ちを言ってくれたときに確かにこれどうにかしないといけないと思った。声あげてくれたから、ようやく周りの人たちも気づけるようになった。絶対作ったほうがいいと思う」

副田さんの熱意は形となり、6月、大分銀行主催のビジネスプランコンテストで87の中からアイデア賞を受賞し、賞金30万円を獲得。この資金を元手に秋から実際に商品を仕入れて試運転を始める副田さん。夢の実現へ歩み始めようとしています。

ビジネスプランコンテストでアイデア賞受賞(6月)

(パラステップ・副田優海さん)「めっちゃワクワクします。履きたい靴を履いておしゃれをするということで、いろんな人の自己肯定感をあげていけると思うので、実現した先に見える人の笑顔を想像して頑張っていきたいと思います」