小さい時から空想の世界が好き
(あちゃこさん)「お気に入りは段ボール作品ですね。タイトルはさゆうあちゃこです」
幼いころから空想の世界に浸ることが好きだったあちゃこさん。さゆうあちゃこはアルバイトを通じて社会に触れた時の戸惑いを描いたといいます。
(あちゃこさん)「(空想に浸ることは)すごくわくわくしますね。心臓が速いみたいな、鼓動がすごい。夜寝れなかったり」
あちゃこさんは5月から6月にかけて初の個展を開催しました。大人でも子どもでもない、16歳という「中途半端」な自分が今しか生み出せない作品を多くの人に見てもらいたいと考えました。
(個展に訪れた友だち)「描く絵の世界観がめっちゃ好きです。絵で彼女そのままを表現したという感じ」

個展では同世代はもちろん、幅広い世代の人が作品に共感してくれたということであちゃこさんは手応えを感じたといいます。
「過去と今の自分に勝った…救われています」
(あちゃこさん)「皆さんに面白いって言っていただいて、過去の自分に対しても今の自分に対してもこれは勝ったなって、自分の中で勝ったなと思ってます。自分の思ったままにできて発散できるということを知って、救われてますね、絵に」

観客の目の前でパフォーマンスに挑戦したい
不登校の葛藤から自分を救ってくれた絵の世界。アーティストとして次なる目標を聞きました。
(あちゃこさん)「パフォーマンスがしたくて、観客がいる状態のアートにしたくて、観客が思ったことも作品になるじゃないですか、それがすごく気になるので挑戦してみたいと思います」
あちゃこさんは波のように浮き沈みする自分と向き合いながら自身が選んだアートへの道を歩み始めています。






















