大分市佐賀関で大規模火災が発生し、住宅や空き家など少なくとも170棟以上が焼けました。発生から15時間たった今も鎮火には至っていません。
18日午後5時45分ごろ、大分市佐賀関で「家が燃えている」と周辺住民から通報がありました。
消防が20台出動し消火にあたりましたが、住宅や空き家など170棟以上に延焼したほか、隣接する山にも火は燃え広がりました。
消火活動は現在も続いていて、鎮火には至っていません。

火災発生当時、佐賀関地域には強風注意報が発表されていて、強風にあおられ、火が燃え広がったとみられています。
県などによりますと、76歳の稲垣清さんと連絡が取れなくなっているということです。
また、115世帯175人が佐賀関市民センターに避難しました。避難した人は「仕事から帰ったらオレンジの炎が見えた。近くの人に声をかけながら逃げるのに必死で、自分の家の状況はわからない」と話していました。
県は災害対策本部を設置。陸上自衛隊と災害部隊の派遣に向け調整しています。
火災の影響により、佐賀関地域のおよそ350戸で停電したということです。



















