大分市佐賀関の大規模火災は、発生から25日で1週間となります。鎮火の見通しは立っておらず、いまも消火活動が続いています。
大分市佐賀関で発生した大規模火災では、住宅などおよそ170棟が焼け、1人が死亡しました。
現場では25日朝、火災の発生後、初めて雨が降りました。小雨程度でしたが、昼過ぎにも再び雨が降る見込みです。
市によりますと、半島側の山林では24日に50度だった地点が、25日には14度まで下がっていたということです。また、離島の「蔦島」では、70度の熱源が確認されています。
一方、避難所となっている佐賀関市民センターには、午前7時時点で70世帯109人が身を寄せていて、長引く避難生活で不安の声があがっています。

(避難した人)「今の状況に追いついていなくて、心がからっぽのまま。家が燃えたあとを見ても整理できない」「こんなに長く避難生活をするとは誰も思っていない。一日も早く帰りたい」「どこに住めるかですよね。佐賀関からは離れたくない」
午後からは全焼した世帯を対象に、り災証明の発行が始まります。



















