7月30日に行われた、宮崎市、青島神社の伝統神事「海を渡る祭礼」。
地元住民が長年受け継いできた祭りなのですが、今年から、移住者も主催側に迎え入れて開催されました。
関係者の思い、そして迫力ある祭りの様子を取材しました。

もともと23歳を迎える成人の儀式 準備・運営は地元の人間だけで・・・

みこしを担ぎ、暴れ回る男たち。
みこしは、海をも渡ります。

この祭りは青島神社の伝統神事、「海を渡る祭礼」。

新型コロナの影響で中止や規模縮小が続いていましたが、今年、4年ぶりに通常開催されました。

(地元の人)
「最高ですね。もう待ちに待ったという感じです。やっとこれが復活できて、夏が来たというか、心がうずうずします」

江戸時代に始まった「浜下り」の神事が昭和23年、神輿を船に乗せて渡御したことでその名が付いた「海を渡る祭礼」。

もともと23歳を迎える人の成人の儀式で、これまで、祭りの準備・運営も青島地区と内海地区出身の人だけで行ってきました。

しかし、人口減少などに伴って祭りの存続が危惧されるようになり、今年、新たな試みが行われることになりました。

(青島海を渡る祭礼 大野敬太実行委員長)
「祭りを継続していくのに人が少ないということもあって、移住者の方たちに参加していただくことにしました」