大切に継承してきた祭りにどこまで踏み込んでいいのか

祭り前日の7月29日。

地元出身者とともに祭りの準備作業にあたっているのは、京都府出身の冨田真吾さん(43歳)です。

(京都から移住・実行委員 冨田真吾さん)
「こういうのが外れてたりとかを留めたりとか、塗ったりとか、これ全部パテを埋めてくれて、削って塗ったりとか、毎年損傷するみたいで、それを直す班みたいに」

青島での暮らしは今年7年目。
地元の人が大切に継承してきた祭りにどこまで踏み込んでいいのか、はじめは分からなかったと冨田さんは話します。

(京都から移住・実行委員 冨田真吾さん)
「地元の人がみんな参加してほしいっていう気持ちもわかっていなかったので、みんながすごい大事にしているお祭りですから、ちょっとでも協力できて、盛り上がったらいい思い出になるんだろうなって、また、後継していけるのかなと思っています」

(青島海を渡る祭礼 大野敬太実行委員長)
「(移住者が)思いを引き継いで一緒にやってくれるというのが、まず嬉しいことですし、みんなで、あしたは楽しんで、にこにこしながら、お祭りをやっていきたいなというふうに思っています」