「高度救助隊」は精鋭部隊 記者が実感
高度救助車だけでなく、車両を運用する隊員たちも頼もしい存在。
「高度救助隊」は、宮崎市消防本部で高度な教育を受けている隊員14人による精鋭部隊です。

そして今回は、災害発生時にどのような救助活動が可能なのか、特別に再現してもらいました。
(長友幸生記者)
「私ががれきの中に閉じ込められたという想定で、音を鳴らしてみたいと思います」

救助活動で使うのが、小さな振動や音を探知する「地中音響探知機」。

(宮崎市消防局高度救助隊 安永大地隊員)
「この声が聞こえたら、声を出すか、近くのもので音をたてて反応をしてださい・・・検知器の反応みます」
記者が声をたよりに手が壁に触れる程度のわずかな音を立ててみると・・・


(宮崎市消防局高度救助隊 安永大地隊員)
「継続して音をたててください。
R2(センサー)での反応あり、菊永隊員については、音響センサーをR2付近に投入お願いします。」


振動センサーの1つが微細な音を確認。隊員が、音を感知した場所に音響センサーを入れます。
(高度救助隊・安永大地 隊員)
「今から高度救助小隊が救出に向かいます。もう少しの辛抱ですので頑張りましょう」
わずかな振動から埋もれた人がいる場所を特定するだけでなく、会話をすることもでき詳細な状況が確認できます。


また、小さい隙間があれば小型カメラで探索できる「画像探索機」という機材も備えています。
(宮崎市消防局高度救助隊 浮田準平隊員)
「先端の部分がこのように360度動くようになってますので、がれきの下などの狭い空間でも要救助者の方を捜索することができるようになっております」


