視聴者に「働く人の名札は必要か?」聞いてみた

今回の取材では、宮崎県内で名札をめぐるトラブルは見つかりませんでしたが、「名札をつける」ことに抵抗感を感じている声も少なからずありました。

MRTテレビ「Check!」では、MRTアプリを利用した「県民アンケート」で視聴者のみなさんに意見を伺いました。

【質問:働く人の「名札」は必要だと思いますか?」(697人が回答)
①はい 47% ②いいえ 27% ③わからない 26%

①「はい」と回答した人の意見から
・良いも悪いも名札があることで、お客様とコミュニケーションがとれるので、私は名札を堂々とつけたい
・薬局で働く薬剤師だが、接するのは患者さんだけでなく、医師や看護師、介護士と様々。誰であったか思い出せないことも多く、名札は必要だと感じる
・飲食店で接客のパートをしていた時に、お客様アンケートで個人の名前でほめていただき嬉しかった。仕事のモチベーションとなった。

②「いいえ」と回答した人の意見から
・学生時代にスーパーでレジ打ちをしていたが、その店はレシートにもフルネームが印字されていた。お客様数名から「下の名前は○○」というんだと言われたことがある。空いているレジがあっても、必ず待っているような人たちで、少し怖い思いをした。SNSなどで特定される時代なので名札やレシートの印字などいらないと思う。
・名札をつけて仕事をしているが、70代くらいの男性から話しかけられた。その時、名札を見て男性が「珍しい名前だね。どのあたりに住んでいるの?」と聞かれた。「都城です」と答えると、男性は「それはわかっている。都城のどのあたりだ」と聞かれた。悪気はないと思うが、話をそらして、その場から逃げた。
・今の時代、個人情報保護の観点から名札は必要ないと思う。以前、接客の仕事をしていた時に一度も対応をしたことない人からフルネームで呼ばれたことがあり、少し怖い思いをした。

名札の着用については、良い面も悪い面も両面ありますが、「リスク管理」という点では、お客様のモラルに委ねられるところが大きいと思います。

(左)瀬藤亮太アナウンサー (右)古屋敷沙耶アナウンサー

※MRTテレビ「Check!」6月16日(金)放送 「Check!調査班」から