さまざまな業種で従業員の個人情報を守る動き
こうした中、さまざまな業種で、従業員の個人情報を守る動きが広がっています。
(ドライバー)
「クレームが来るといけないので、しっかりその辺り自分も気を付ける。この乗務員証があるおかげかなと思う」



タクシーの助手席前に掲示されている乗務員証。
国土交通省は、この乗務員証について、運転手の名前や顔写真などが客に見えないよう裏側に記載する形に変更することを検討しています。
そうした動きもあるなか、宮崎第一交通では後部座席に掲示する運転手のプロフィールについて女性ドライバーの場合は、顔写真の掲載をやめました。


(宮崎第一交通 吉松雄三社長)
「自分の個人情報が晒されるのではないかという危険性を感じながら、仕事をするべきではない。それをきちんと守ってあげるのが会社だし、仕組みだし、業界全体が同じスタンスでやっていくべきだと思っている」
また、吉松社長は、個人情報を守る今回の国の方針が人手不足が深刻な業界にとって明るい材料になるのではと期待を寄せています。
(宮崎第一交通 吉松雄三社長)
「安心して仕事ができる業種ですよ。職場ですよ。それぞれの良さを強くアピールしていくべきだと思う」

個人情報が本来とは異なる悪用につながりかねない今の時代。
働く人の名札は今後、消えてしまうのか・・・それは利用者側のモラルに委ねられているかもしれません。