こちらの数字、「18.62%」。
前回2018年の宮崎県知事選挙の20歳から24歳の投票率です。5人に1人も投票していないということになります。


若い世代の投票率の低さは選挙のたびに課題になります。
どうしたら若い世代が政治に関心を持つのか、投票率アップに向けた活動をする大学生を通して若者と選挙について考えます。

市議会を傍聴

宮崎市議会の一般質問。若い女性が、ペンを片手に傍聴しています。
宮崎公立大学の2年生 江川琴実さん(20歳)です。

宮崎市議会


傍聴後の江川さんに感想を聞きました。

(江川琴実さん)
「市のなかにこういう問題があるよっていうのを、みんなにも知ってもらえる機会になったんじゃないかなと思って、自分も結構勉強になりました」

若者の政治参加を呼び掛ける活動

江川さんは、若者の政治参加を呼び掛けるNPO法人「ドットジェイピー」宮崎支部のメンバー。
同世代の人たちに政治に興味を持ってもらいたいと活動しています。


(江川琴実さん)
「『クリスマス、25日に県知事選があります』って言ったら、県知事選をクリスマスの1つのイベントみたいに持っていきたいなって思ってて・・・」


この日は、県知事選でどうしたら若者に投票に行ってもらえるかを話し合いました。
投票を呼び掛けるビラをいつ・どこで配るか意見を出し合います。

(意見交換中)
「大学の近くは、基本的に大学生しか通らない」
「自分たちが年をとったあとも住みやすいのを目指していきたいんだったら、同じ仲間を増やすためにターゲットは同じ世代、そして、大学が場所になる」
「夕方になったら、高校生とかもワンチャンいるから」

投票率アップについて真剣に意見を交わすメンバーたち。
しかし、江川さんは、以前は政治に関心がなく、政治家に対してもいいイメージを持っていなかったと話します。

(江川琴実さん)
「(政治家を)ニュースでよく見るのが汚職とかそういったところだったので、あまりいいイメージはなくて、議会中に寝てるとかだったりとか・・・」