バレーボールの世界一決定戦“世界バレー”の準決勝が日本時間6日、タイ・バンコクで行われ、女子日本代表(世界ランク5位)はトルコ(同4位)に1ー3で敗戦。47年ぶりの決勝進出は叶わなかったが、2010年の銅メダル以来15年ぶりのメダルをかけ7日に、イタリア対ブラジルの敗者との3位決定戦に挑む。

スタメンは石川真佑(25)、島村春世(33)、宮部藍梨(27)、関菜々巳(26)、佐藤淑乃(23)、和田由紀子(23)、リベロに小島満菜美(30)が名を連ねた。

第1セット、日本は序盤からトルコの強打を島村、関がブロック、さらに佐藤のスパイクが決まるなどリードを奪った。リリーフサーバーで登場した山田二千華(25)のサービスエースで20得点に乗せた日本。終盤は石川のスパイクで得点を重ね、25ー16と大差でこのセットを制した。

第2セットは身長194cmのトルコのエース、バルガス(25)の強烈なスパイクを佐藤がブロックで阻止。和田や石川もバックアタックで得点を挙げたが、トルコの打点の高いアタックに失点が続き流れを掴めず。試合はトルコのペースで進むと中盤以降はバルガスのスパイクに苦しみ、17ー25の8点差でセットカウントは1ー1となった。

第3セット、スタートから競り合うと日本は和田の連続得点で10ー11と1点差に詰め寄った。しかしカラクルト(25)のスパイクなどで再び突き離され11ー21。島村の移動攻撃、石川のサービスエースで粘った日本だがトルコの勢いを止めることができず。18ー25とこのセットも差をつけられ2セット連取された。

追い込まれた日本は第4セット、1点を取り合う展開もリベロ・小島の好レシーブから得点に繋げ食らいついた。すると中盤、和田のバックアタック、石川のサービスエースが決まるなど16ー14とリードを奪った。終盤には岩澤実育(25)を守備固めで投入した日本だが、トルコの強打に再び逆転を許すと反撃できず。47年ぶりとなる決勝進出を逃した。

試合後、キャプテンの石川は「最後自分たちがリードしてて、そこで連続失点でひっくり返されてしまった悔しい負け方だった」と試合を振り返った。3位決定戦に向けては「悔しい試合だったので、明日も本当にどうなるかわからないですけど、自分がしっかりやりきったって思って終われるようにしていきたいですし、勝って世界バレーを終えたいと思います」とメダル獲得へ前を向いた。

※世界ランキングは試合前時点
【日本の得点(上位)】
和田 22得点
石川 19得点
佐藤 9得点
島村 8得点