8月、宮崎市で聴覚障害者の女性の生きづらさを描いた映画が上映されました。
この上映会を企画したのは自身も当事者の女性です。
障害にかかわらず、人々をつなぐ女性の思いとは。

障害がある・ない関係なく、みんな違っていい。違って当たり前

8月11日。
宮崎市のメディキット県民文化センターで上映された映画「わたしたちに祝福を」。

作品では旧優生保護法による強制不妊手術、それに、手話が禁止された時代をめぐり、聴覚障害者の女性たちが抱える生きづらさが繊細に描かれています。

この上映会を企画したのは、高鍋町に暮らす児玉真弥さん。

(児玉真弥さん)
「聞こえない・聞こえる、障害がある・ない関係なく、みんな違っていい。違って当たり前」

児玉さんは、ふだん、高鍋町のカフェで働いていますが、上映会の開催にあたり、今年4月、「クロト」という団体を立ち上げました。

(一緒に働く人)
「(真弥さんは)いつも明るくて、ポジティブで、パワフル」

本番まで児玉さんはクロトのメンバーと一緒に何度も話し合いを重ねました。