政府の狙いは「デフレ脱却」だが、専門家は・・・
物価高の対策として打ち出された「定額減税」。
政府の狙いは「デフレ脱却」ですが、そのためには「個人消費の刺激」がポイントになると宮崎大学の杉山智行教授は指摘します。
(宮崎大学地域資源創成学部 杉山智行教授)
「お金を減税という形で余裕を持たせて、これを購買行動、購入する行動に結び付けていって、個人消費を刺激して、物とかサービスが売れていくと企業が潤ってくるので、これが好循環になって、賃金が上がっていくということを狙っていると思います」


しかし、杉山教授は物価高や円安などの影響で消費行動が抑えられている中、「4万円」の減税が景気に効果的に働くかは疑問があると話します。
(宮崎大学地域資源創成学部 杉山智行教授)
「家計防衛的になってしまうと、その意味では数万円というお金が、使われるか、使われないかと考えると、使われない可能性は否めない気がします。今回の減税分以上にコストが上がっていくとなると、やはり経済成長というのはそんなに大きくないと思います」











