今年は終戦から80年です。
戦争の激戦地となった沖縄での現地取材も交えてシリーズで戦争について考えます。

沖縄県伊江島では、終戦後、2人の日本兵が戦争が終わったことを知らずに2年間も木の上に隠れて生活していました。
そのうちの1人は宮崎県小林市出身の男性です。男性は木の上でどんな生活を送っていたのでしょうか。

木がなかったら、おそらく命はなかったでしょう

終戦80年を迎える今年の夏に公開される映画「木の上の軍隊」。
沖縄県・伊江島で終戦を知らず、2年間、木の上に隠れて暮らし続けた日本兵2人の実話を基にした物語です。

2年間、木の上で暮らしていたのは、沖縄県出身の佐次田 秀順さんと、宮崎県小林市出身の山口静雄さん。


2人は、どんな日々を送っていたのでしょうか?
小林市に住む山口さんの次男・輝人さんと三女の春子さんを訪ねました。

2人は、生前の山口さんから戦時中の様子、そして、木の上での生活について詳しく話を聞いていました。

(山口さんの次男 輝人さん)
「この木がなかったら、おそらく命はなかったでしょう」