春の新作…東京で興味を深めた作品に挑戦…見せた相手は
久しぶりに自宅を訪ねると、新作に挑戦する奏さんの姿がありました。去年から試作を重ねている弁当用の巾着袋です。
「紐を開け閉めし辛いというのがあったので…紐の部分も裏地、薄い生地で作ろうかなって。」

「これでひっくり返せば、あとは紐を通すだけだ…」

「よし!できました!これで…よいしょ」
作品が完成すると、他の人にアドバイスを聞いて回るのが奏流。今回向かったのは、しばらく登校していなかった中学校でした。笑顔で出迎えてくれたのは、2年生の新しい担任。
「せっかくならこの中に水筒も入れれたらいいかな。」
奏
「あーなるほど」

「私としても学校に来るのがすべてではないと思っていますので、今は今で奏さんのミシンの縫物をしながらも、やっぱりリモートで授業を受ける奏さんの一つの今の生き方、やり方として、学校としては尊重している部分はあります」
「周りから見たら結構異常だと思うんですよ。学校行っていないし、普通の制服を着ていない。そういう人にも優しく接してくれるのは、なんか嬉しいなって思います。」
