航空自衛隊小松基地から飛び立った輸送用の航空機が、所属する鳥取県の美保基地に向かう途中、アンテナの一部を落下していたことがわかりました。

航空自衛隊小松基地によりますと、10日、機材を運ぶため、東京都の硫黄島基地を経由して鳥取県の美保基地に向かっていた美保基地所属の輸送用航空機からアンテナの一部がなくなっていたことがわかりました。

11日午前11時ごろ、航空機を点検して気づいたもので、落下したのは航空機の胴体上部の後方に設置されていた無線用送受信のアンテナの一部で、長さおよそ70㎝、高さおよそ30㎝、厚さおよそ3㎝、重さおよそ1㎏ということです。

航空機は10日の午後2時20分から午後7時32分の間、飛行していて、現在のところ落下したアンテナの一部は見つかっておらず、被害の情報は入っていません。

航空自衛隊美保基地の富﨑秀樹基地司令は「皆様にご心配をおかけし、申し訳ないと思っている。入念かつ確実な点検等を継続するとともに、飛行の安全に万全を期す」とコメントしています。