正面に見えている小さな山、これが安芸城跡です。

お城というと高知城のような石垣と大きな建物を想像しますが、日本にある大多数の城がこのような山城なんです。
安芸城は鎌倉時代の1308年に安芸氏によって築城されたと言われています。1569年、土佐統一を目指す長宗我部元親に攻められ、当時の安芸城主、安芸国虎が激戦の末敗れ落城、長宗我部氏が支配する城となりました。関ヶ原の戦いの後は、長宗我部氏に代わり土佐に入国してきた山内一豊の重臣、五藤氏が治めました。
■中井均さん
何といっても安芸城はすぐに登れるのがいい。普通、山城って30~40分かかるわけですよ。むっちゃしんどいわけですよ。もう曲輪に着くわけです。

まずたどり着いたのが曲輪(くるわ)と呼ばれる防御施設。

本丸に向かう途中にこのような平坦地を作り、兵士を駐屯させることで城を守っていました。中でも、昇太師匠や中井名誉教授が注目したのは…。