土佐清水海上保安署は、高知県四万十市の海で無許可でイセエビを密漁したとして、黒潮町の67歳の男性を漁業法違反の疑いで摘発しました。
土佐清水海上保安署によりますと、男性は2025年11月20日の午前11時10分ごろ、四万十市の沿岸から約100m先の沖合に小型漁船を泊めて、素潜りでイセエビ21匹(約7.9kg)を密漁した疑いが持たれています。
男性が密漁していたエリアは、下田漁業協同組合(四万十市)の関係者のみが漁業権を保有していて、男性は下田漁協とは無関係だったということです。
当時、海上保安署の職員が車で沿岸部をパトロールしていたところ男性を発見し、摘発。男性は黒潮町内の漁協組合員で、「自分の地域ではとれないので取りに来た」と話しているということです。
◆漁業権について
高知県沿岸部には漁業権が設定されている場所があり漁業権免許を受けた漁協の関係者以外の人が指定された魚種(アワビ、サザエ、トコブシ、イセエビ、海藻類など)を採捕すると漁業法違反となる










