澄んだ黄金色のスープに超極細麺が特徴の、新潟あっさりしょうゆラーメンの名店「楽久」(らっきゅう)。新潟大学のすぐそばで19年間営業してきました。

このラーメンをこよなく愛するのが、伝説のパンクバンド『Hi-STANDARD(ハイスタンダード 通称・ハイスタ)』のベースボーカル、難波章浩さん

【難波章浩さん】「しょうゆラーメンって、もちろん全国どこにでもあると思います。でもこの味がどこにもないんです。どこに行っても“楽久”を食べたくなる」

「楽久」の味をこよなく愛する難波さんは、本当に世界的な人物なんです。
ベースボーカルを務めるバンド、Hi-STANDARDは日本のパンクロック界に革命を起こした伝説的バンド。インディーズで発売したCDが異例のミリオンセラーになりました。
さらに世界各地でライブツアーを行なってます。そして、大震災後の東北にフェスを届けるなど、音楽史に刻まれる快挙を成し遂げてきました。

そんな難波さんの元気の源が「楽久」のラーメン。
「楽久」は、チャーハンとセット販売するという新潟独自のスタイルを根づかせた店の一つでもある。

【難波章浩さん】「このスープ、すごいです。透き通っている。見た目通り、味もすごく澄んでいいて、こんなにあっさりしているのにすごく深みがある」
【リポーター】「ラーメンとあうチャーハンですよね」

 19年間、たった1人でこの味を守り続けてきた店主・葛見由紀子さんが、2021年に、あることを決めたのです。

【難波章浩さん】「2021年11月末で、この楽久を閉めると」

※現在は販売していません

 ”多くの人に愛された新潟の大切な味を守りたい”
 難波章浩さんは人生を賭けた決断をしたのです。