新潟県長岡市寺泊の旅館『まつや』が、11月26日付で事業を停止し、事後処理を弁護士に一任していたことが分かりました。民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと負債は現在調査中だということです。
1970年に創業した『まつや』は、寺泊の野積海水浴場近くで、茅葺屋根が目印の古民家風な老舗旅館として新潟県内外の海水浴客を中心に親しまれ、夏場のハイシーズンには、宿泊もできる“海の家”『浜茶屋まつや』も手がけるなどしていました。
しかし、2020年以降は新型コロナウイルス禍の影響により宿泊者数が減少。
その後の客足も以前ほどには回復せず、2025年6月期の年収入高は約2500万円にとどまるなど、低調な業況と従前からの借入金負担から収益状況が悪化し、事業の継続を断念したもようです。










