バリアフリーのお笑いライブ

そのコンセプトは、耳が聞こえない人も聞こえる人も『一緒に笑う』。
舞台は新潟市西蒲区の巻文化会館です。

一体、どんなライブになったのでしょうか?

開演の3時間前、準備に追われていた主催者の齋藤桂さんはいつになく不安そう…。

「もう不安しかないですね、きょうに関しては」
「芸人さんがすごく作ってくれてるので、絶対ミスがあっちゃいけないなと」

普段のお笑いライブでは、出演者を入れたリハーサルをすることは“ほぼない”そうですが、今回は耳が聞こえない聴覚障害者も一緒に楽しんでらもらうという、異例のライブです。

【や団】
「ここは試しで…」
【齋藤さん】
「伝わりますね。手話をやる人って“動き”で読み取ろうとするので…」

自分たちのお笑いが、聞こえない人にも伝わるか?
入念に確認しながら修正を繰り返します。

【ウエスP】
「新潟は初ですね。ルーマニアは3回行ったことあるんですけど」
「こういう場でもウケるんだぞっていうところを、皆さんに見てもらいたい」

『目で楽しむお笑いライブ』と題された今回のライブは、クラウドファンディングで支援を募り、聴覚障害者30人を無料で招待しました。
会場には手話通訳者2人を配置し、会場案内の張り紙を見やすい場所に貼るなど、運営上の配慮もしています。

【三条市から(手話)】
「どんなお笑いをみせてくれるのかなと、すごく楽しみに待っています」