“物価の優等生”といわれてきた卵。卸売価格が300円を超えて過去最高値を更新しています。

ニワトリのえさ代の高騰と鳥インフルエンザの拡大で、2022年の年末から供給量が減少した影響が消費者にも事業者にも大きな打撃となっています。
JA全農たまごによりますと、Mサイズ1キロあたりの卸売価格は2月3日、315円となり、前日より10円上がって過去最高値を更新しました。

過去5年の1月の平均を見ても2023年は280円と2022年の151円の1.8倍です。
この状況に、青森県内で39店舗を展開するスーパーの担当者は頭を抱えています。


※マエダ第二商品部 小西善久部長
「例年ですと12月から1月にかけて鶏卵相場は需要と供給のバランスで下落しますが、今年は全く下がらず逆に上昇したのが現状で、過去に例がないパターンで困惑しています」


2月2日の販売価格は10個入り1パック214円で、2022年12月から20円ほど上がっていました。ただ、週に一度、卵の値段を下げる“特売”は、今のところ、続けていく方針です。


※買い物客は
「(特売は)うれしいですよね」
「助かります。安く売ってくれていると」
「いろいろなものの値段が上がってきているので、少しでも安いとその日を狙って買うようにしたい」


