陸上自衛隊は8日、後輩隊員に対して不適切な発言で精神的苦痛を与え、精神疾患を発症する一因をつくったとして、37歳の3等陸曹を懲戒処分としました。
懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊第9通信大隊の3等陸曹(37)です。陸上自衛隊青森駐屯地によりますと、この3等陸曹は2023年6月25日、勤務中に演習場で後輩隊員に対し、不適切な発言をして精神的苦痛を与え、精神疾患を発症する一因を作ったとされています。
発言を受けた後輩隊員から部隊への報告で発覚し、3等陸曹は「冗談のつもりで発言した。相手が傷ついたと深く反省しています」などと話しているということです。
陸上自衛隊は8日付けで、この3等陸曹を停職2日の懲戒処分としました。
今回の事案を受けて、第9通信大隊長の前原貴暢2等陸佐は
「ハラスメント根絶に向けた指導を徹底していた中で、このような事案を起こしてしまったことを重く受け止めております。隊員に対する指導を再度徹底し、同種事案の再発防止と信頼の回復につとめてまいります。」とコメントしています。












