今回の地震では、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が初めて発表されました。余震の懸念が続くなか、観光地では訪れる人が減っているほか、師走で賑わう飲食店も予約のキャンセルなどで頭を悩ませています。
青森県八戸市にある蕪嶋神社。
海に囲まれた人気の観光地です。神社によりますと、参拝者は前の週の同じ曜日と比べて3分の1ほどに減っていますが、10日も参拝する人の姿がありました。
参拝者
「前から来たいなと思っていたので」
Q.今地震が起きたらと思うことは?
「思いました。でもタイミングかなと」
ただ、地震が起きた際は安全確保を優先するよう職員に呼びかけています。観光する人にとっても気になる『余震』。師走で賑わう繁華街の飲食店にも影響が及んでいます。
イサバのかっちゃの店 肴町のらぷらざ亭 小笠原美千代さん
「物が落ちたり・壊れたりでもう大変ですね。散乱して、散らかって水浸しで…。お酒の海って感じ」
被害が出た建物や内部の片付けに追われています。
さらに北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表され、今後1週間は震度6強クラスの地震が起こる可能性が平常時よりも高まっていることから、予約のキャンセルも相次いでいます。
イサバのかっちゃの店 肴町のらぷらざ亭 小笠原美千代さん
Q.キャンセルが相次ぐのは?
「3・11以来です」
「にぎわいが戻ると思います。がんばりますので」
震災からの復旧は徐々に進んでいますが、巨大地震への特別な備えが求められるなか、観光への影響は、長引く懸念があります。












