コープあおもりは、この冬の灯油価格の見通しを発表し、12月ごろまでは1リットルあたり120円前後で推移するとして、2024年と比べて6円程度値上がりする見通しを示しました。

コープあおもりによりますと、灯油の配達価格は31日現在1リットルあたり119円です。こうしたなか、コープあおもりはこの冬の灯油価格の見通しを発表しました。

配達価格では、12月ごろまで1リットル120円前後で推移する見通しを示しました。これは2024年と比べて6円程度の値上がりです。

31日は、ガソリンの暫定税率が12月末で廃止されることが正式に決まりました。これまで1リットルあたりの灯油の価格を抑えていた燃料油の価格の補助金も、同時に廃止されます。

ただ、コープあおもりによりますと今回の補助金の廃止による価格の変動は、すぐには見られないと説明しています。

灯油を暖房器具に使う人たちは、値上げを受けてこれまで2つ使っていたストーブを1つに減らすなど、工夫を余儀なくされています。

灯油配達サービスの利用者は
「値上がりして大変。寒いと(ストーブを)たかないわけにいかない。仕方ない。年金生活だから(節約を)考える。部屋が2つあったらストーブを1つにして(節約を)考えている」

コープあおもり 灯油課 新里伸夫 課長
「県民の皆さんには配達が遅くなってご迷惑をかけた。できれば今の時期から準備を進めてもらいたい。早め早めがいいと思う」

これまで1日あたり10件だった電話注文が、今週に入り5倍ほどに増えていて、寒さが厳しくなる前に早めに備えてほしいとしています。