8日に震度6強の地震があった青森県八戸市では、高架下の橋脚が大きく破損したため、JR八戸線は運休が続き影響が広がっています。
JNN取材団 後藤舜 アナウンサー
「JR八戸線本八戸駅〜小中野駅間の高架橋前です。地震の影響で高架橋の橋脚の上部のコンクリートが大きく剥がれ落ち、中の鉄筋がむき出しの状態になっています。その上にある欄干のコンクリートも剥がれ落ちる被害がでています」
「高架の下では、JRや工事の関係者が10日午前9時頃から集まって調査作業を行っています。10日日中には、高所作業車を使って橋脚の上部にある被害箇所を確認していました。被害箇所はすでに分かっている所でも20か所に及ぶということですが、まだ調査段階でもあるため、今後増える可能性も考えられます」
「この地震による被害の影響で、JR八戸線は八戸駅〜久慈駅の間で運転を見合わせていて、再開の目途はたっていません。近隣住民に話を伺うと、『車がないため、普段の買い物で使うこの路線が使えないことは非常に心配だ』という声や、『年末年始の帰省シーズンに孫が帰ってくるときにこの路線を使うため、早めの復旧を望んでいる』といった声もきかれました」
「この周辺は住宅地になっていて、車通りも比較的多くなっています。高架下の道路にはいまだに紀勢線がはられていて、通行止めとなっています。今後の生活への影響が懸念されるなか、早めの復旧が望まれます」












