最大震度6強の揺れを観測した青森県八戸市では、日の出とともに被害の状況が徐々に明らかになってきました。
8日午後11時15分ごろ、青森県東方沖を震源とする地震で震度6強の揺れを観測した八戸市。
八戸市民
「お風呂に入ろうと思って準備しているときに揺れて、そのまま動けなくなってしまった。感じたことのない大きい揺れで、びっくりしました」
津波警報が発表され、市民が避難所で夜を明かしました。
八戸市民
「何をしたらいいかわからなくて、おろおろした。慌ててかぎを閉めて(避難所に)きました」
日の出とともに建物や道路の被害が徐々に明らかになってきました。
JNN取材団 我妻 優 記者
「八戸市内のショッピングセンターです。店内を見ると、上にある壁面が崩れ落ち、1階にあるクリスマスツリーをなぎ倒しています」
八戸市民
「崩れているのは表だと思ったら、中でびっくりした」
堅強な建物に残る爪あとが、被害を色濃く映していました。八戸東高校の校舎は、建物の基礎にひびが入ったうえ、地盤沈下も起きました。
師走で賑わう繁華街の被害は甚大でした。
JNN取材団 今野七海 記者
「八戸市の長横町にある、こちらの商業ビルは、地震の影響で大きな窓ガラスが4枚ほど割れています。その下には、割れたガラスの破片が散乱しています」
JNN取材団 藤井響樹 アナウンサー
「壁の外壁がめくれてしまって、中の鉄筋の部分がむきだしになってしまっています」
建物の中は、さらに深刻な状態に陥っていました。
統一館の店主
「ショックですね…。東日本大震災のときよりも被害が大きかったので、どうしようかなって…。店を再開できるかが心配で、年末に入ってきて忙しくなる予定だったので、予約もいっぱい入っていたので…」
今回の地震に伴うけが人はこれまでに36人となっています。
被害の全容が見えないなか、生活再建への道筋は立っていません。












