倒壊したブロック塀に巻き込まれ、児童が死亡した大阪北部地震から4年。この事故を受けて全国各地で「危険なブロック塀」の撤去が進められています。しかし、近年の地震で倒壊被害が相次いで確認されているほか、空き家にある危険な塀が野放しにされている実態が浮き彫りになっています。

■今年起きた地震で倒壊相次ぐ…いまだ残る「危険なブロック塀」

2018年に起きた大阪北部地震の事故を受けて、大分県内では学校現場や通学路などで「危険なブロック塀」の撤去が進められました。その結果、現時点で危険な箇所はなくなったということです。一般住宅については、県が撤去費用の一部を補助する制度を設け対応しています。大分県内では昨年度までに799件の工事が行われたということです。

(県建築住宅課・宇野貴典さん)「ブロック塀の倒壊が避難の妨げとなることもあるので、県ではブロック塀の撤去補助を通じて一つでも多くの危険なブロック塀の除去をしたいと考えている」

しかし、古い住宅などを中心に「危険なブロック塀」がいまだ残っている実態があります。

今年1月22日、大分と宮崎で最大震度5強を観測した地震が発生。各地でブロック塀の倒壊が相次ぎました。大分市では住宅のブロック塀がおよそ15メートルにわたって倒れました。県の調査によりますと、この地震の影響により商業施設などの非住家で、あわせて4件のブロック塀の倒壊が確認されています。また、今月19日に石川県能登地方で最大震度6弱を観測した地震でも倒壊の被害が発生しました。

地震で倒壊したブロック塀