東北大学 伊藤純至准教授
「普通の積乱雲は一般的には寿命が1時間くらいで、発達してから消えてしまうが、線状降水帯というのは、それよりもさらに長い時間持続し続ける現象で、実際に
観測していてもいつまで続くのか、なかなか予測するのが難しい」

東北大学 伊藤純至准教授


4年前の西日本豪雨や7年前の関東・東北豪雨など、近年は線状降水帯による豪雨災害が相次いでいます。
そこで気象庁は6月1日から、線状降水帯の発生が予測される場合、半日前をめどに情報を出して、早めの警戒につなげてもらうことにしたのです。

ただし、対象地域の区分は「東北地方」など全国を11に分けた大まかな地域ごとです。伊藤准教授も予測精度にはまだ課題があると指摘します。

対象地域区分