3年前の台風19号の際には大雨で冠水し、車が水没する被害が出ました。

大雨で冠水 車が水没


仙台市管路建設課 鎌田清孝課長
「今回の事業でそこのガード下に新しい(排水)管も整備されますので、現在の浸水する状況が大きく改善されるとみています」

台風19号の大雨では、発達した雨雲が県内に長時間かかり続け、記録的な大雨をもたらしました。
気象庁の分析では、宮城県に「線状降水帯」が発生していたとされています。

線状降水帯が発生


線状降水帯のメカニズムです。暖かく湿った空気同士がぶつかります。すると強い上昇気流が発生。積乱雲と呼ばれる活発な雨雲ができます。その積乱雲が風下側に移動した後も、暖かく湿った空気の流れ込みが続くと次の積乱雲が発生。
これが繰り返されることで大雨となるのです。

線状降水帯のメカニズム


東北大学の伊藤純至准教授は、この「繰り返し」が線状降水帯の恐ろしさだと話します。