あすから6月。宮城も大雨に注意が必要な季節に入ります。
その大雨をもたらす「線状降水帯」の発生を予測する新たな情報が、6月1日から
発表されることになりました。ただ、課題もあります。
仙台市中心部の地下で行われている大雨対策の工事です。8メートルの深さに排水用のトンネルを造っています。


星野誠気象予報士
「こちらがトンネルを掘削する装置です。ずっと奥の見えないところで、いま、岩盤をゆっくりと掘り進めています」

今年2月からシールドマシンと呼ばれる装置が投入され、回転しながら直径1.8メートルのトンネルを掘り進めています。
このトンネルは雨水幹線と呼ばれるもので、今回の事業では本町地区から五橋地区にかけての約4キロのルートに整備されます。集まった雨水は広瀬川に流します。

仙台市管路建設課 鎌田清孝課長
「現在、北側に向かってトンネルを掘り進めていまして、向こうが仙台駅方面になります。大雨が降りますと、仙台駅方面からの雨水がこのトンネルを通って南側に向かって流れてきまして、これから新たに掘る新しいトンネルを経由して広瀬川の方に排水される予定です」

仙台駅のすぐ南側にあるJRの線路の下をくぐる市道、通称「新北目町ガード」です。
