恒星間天体「3I/ATLAS」地球最接近 「電波」も観測

今年7月に発見され、観測史上3例目となる「恒星間天体」として注目を集める彗星「3I/ATLAS(スリーアイ アトラス)」が、12月19日に地球へ最接近します。

地球に最接近する「3I/ATLAS」の軌道(左の水色の線) ESA

地球から約2億7,400万キロメートル(地球と太陽の距離の約2倍)を通過するため衝突の危険はありません。

最接近するとはいえ、肉眼では観測できませんが、二度と戻らないこの「宇宙の旅人」に対し、NASAをはじめとする各国の研究機関が詳細な観測を行っています。

中には「3I/ATLAS」から「電波」を観測した研究チームもありますが、一部で噂されているような宇宙船などの人工物ではない理由も紹介します。