■「2センチの水」が「9400トン」の貯水量に
西予市宇和町では、20軒の農家が協力して、あわせて47ヘクタールの田んぼに500枚の「せき板」が設置されました。
仮に、全ての田んぼに2センチの水が貯えられた場合、その量は計算上、実に9400トンとなります。
(宇都宮さん)
「2センチ水が貯まるだけでも相当な水量になるので、役割としては十分果たしていると思う。大きく見たら、災害の軽減に繋がるかと」

「せき板」は、必要に応じて取り外されるなど、稲の生育に影響が出ないよう配慮されるということです。
西予市は、今年9月まで行われる実証実験の結果を確認した上で「田んぼダム」の今後の運用を検討する方針です。