冷え込みが厳しくなるこれからの時期。車の運転で気を付けたいのが、雪道や路面の凍結です。本格的な冬を前に注目のグッズや対策を取材しました。
愛媛県松山市にあるカー用品店では、スタッドレスタイヤの交換作業が進められていました。
店を訪れた人は…
(客)
「1月になって遠出する予定もあるので、その時に山越えしたりするので今のうちに替えておこうと。突然凍結したり、雪が降ったりしたら困るので」
店によりますとスタッドレスタイヤへの履き替えは、11月下旬から徐々に増え、週末にはおよそ10件、入っているということです。
また、タイヤチェーンの売れ行きも伸びていて、布製が全体の7割を占めているということです。
着脱も簡単でコンパクトな布製タイヤチェーンは、人気が高まっています。
性能も従来品と比べて変わらないということです。
店では、寒さが本格化する前の準備を呼び掛けています。
(オートバックス松山保免店 松浦雅人フロア長)
「例年よりは落ち着いているが、年末にかけて非常に混んでいる状況。雪マークついたり、寒いとなってからだと非常に混んで待ち時間も発生するので、事前に早め早めの準備をしていただけたら」
一方で、今すぐできる対策も。
JAF愛媛支部に話を聞きました。
まず、呼び掛けたのはスタッドレスタイヤの点検です。
ポイントは…
(JAF愛媛支部 黒瀬大志さん)
「一番大事なのは寿命ですね。3年以上経つと、溝があってもスタッドレスとしての機能が失われてしまいますので」
そして、溝の深さも。溝が浅いものは機能しないといいます。
雪道などでは、ブレーキのタイミングも重要です。
JAFの実験によりますと、時速40キロで走行した場合、ブレーキをかけてから停止するまでに、雪が踏み固められた路面だとおよそ17メートル。
凍結した路面では78メートルを超えました。
雪道のおよそ4.5倍も止まりにくくなる計算です。
(JAF黒瀬さん)
「『大丈夫だろうな』というところから、踏み始めることですね。止まれない可能性があるので、早め早めのブレーキを心がけてほしい」
本格的な冬を前に。タイヤをすぐに確認し、心に余裕を持った運転が必要です。
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