「何らかの妥協を考えるべきでは?」

(熊本教授)「なかなか(賛成・反対派で)広い合意を得るにはいかないわけで、何らかの妥協を市長は考えないといけないと思うが?」

(八板市長)「市民の(一定の方向の)考えは少しずつ出来てきていると思う」

「賛成・反対派双方の気持ちを大事にしたい」と語る八板市長。一方で…。

計画反対の選挙公約どうする? 「私の考えを分かってくれる人も」

(熊本教授)「市長が選挙公約として掲げていた(計画反対の)公約について、どのように考えている?」

(八板市長)「あと2年任期がある。次の選挙になれば(民意を問う)機会としても利用したい。(私の考えを)分かってくれる人もいる」

着工から1か月… 基地工事止める可能性は?

(熊本教授)「もう着工しているが、基地工事を止められると考えているか?」

(八板市長)「逆に私が聞きたい。そういう可能性があるのか。(計画中止の)可能性も視野に入れながら進めていく。現実の動きに対応していく」

「自治体トップの考えを先に示すべき」

この日も、賛否を示す時期やめどを示さなかった八板市長。熊本教授は、市民に考えを求めたいのであれば、「自治体トップの考えを先に示すべき」と話します。

(熊本教授)「八板市長の気持ちとして、反対の気持ちは確実にあることはよく分かった。ただ、自分が態度を示さずに、市民に意見を出せというのはなかなかできない。まずは自身の思い(賛否)を市民に伝えてほしい」

工事開始からまもなく1か月。馬毛島基地問題と街のこれからについて八板市長が今後、どうかじを取っていくのか?問われています。