誕生から140周年を迎えた「駅弁」。
しかし、値上げの波や相次ぐ倒産など、駅弁業界は苦境に立たされています。そんな中、業界が仕掛ける次の一手とは?

創業171年の老舗も!?廃業・撤退が相次ぎ苦境に立たされている“駅弁業界”

山形純菜キャスター:
コロナ禍&物価高騰が駅弁に大きな影響を与えています。2025年だけで見ても廃業や撤退が相次いでいます。

▼「樹楽」鹿児島・姶良市
2015年九州駅弁グランプリ準優勝「桜島灰干し弁当」などを販売
→2025年5月:破産手続きの申し立て

▼「井筒屋」滋賀・米原市
創業171年、旅館業から始まった地元に愛された老舗
→2025年3月:飲食事業から撤退

▼「祇園」静岡・伊東市
伊東のソウルフード「いなり寿し」を販売
→2025年10月:廃業

地元の方は「伊東で駅弁といえば祇園。祇園ロスです」と話していました。

井上貴博キャスター:
コロナ禍もあり、移動時間が早くなったことでお弁当を買わないということですが、車内販売も廃止の方向にあります。なので「電車に乗る前にお弁当を買おう」という流れがある気がしますが…

スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
私は「高いから」と迷いますが、外国人の観光客の皆さんに聞くと「安くて美味しい」と言われるので、とても損した気分になります。こんなに美味しくて、バラエティーに富んだ様々なものが入っているのにと思うので複雑です。