クイーンズ駅伝は3区(10.6km)に樺沢が入った。座骨神経痛の心配はあったが練習はできていた。25年の東京世界陸上を10000mで狙うプランもあり、10km区間を樺沢に任せたい気持ちがチームにあった。だが樺沢はウォーミングアップの段階から、座骨に痛みが出ていた。「できるだけ速く走りたい気持ちはありましたが、タスキをつなぐことが絶対でした。予定より設定タイムを落として走り出したんです。アドレナリンが出て痛みを感じなかったら、そのままガンガン行くつもりでしたが、走り始めたらダメでした」。

35分27秒で区間17位。チームも2区終了時で17位と良い状態ではなく、樺沢も順位を上げられず17位で4区に中継した。プリンセス駅伝とは逆に、手首骨折の影響で6区に回った兼友が区間2位と好走したが、13位に上がるのが精一杯だった。

樺沢、兼友とも昨年の悔しさを、今年の両駅伝で晴らしたい気持ちが強い。