【台風のたまご=熱帯低気圧】の発生
「強い台風23号」は、八丈島を暴風域に巻き込みながら東北東に進んでいて、強風域が関東地方の一部にかかっています。また新たに「台風のたまご=熱帯低気圧」が、日本の南で発生しました。
14日(火)~23日(木)の《雨風シミュレーション》、《全国各都市の週間予報》を画像で掲載しています。
■「熱帯低気圧」を表す「TD」が天気図に

13日(月祝)夜の予想天気図に「熱帯低気圧=台風のたまご」を表す「TD」マークが現れました。「TD」とは「TROPICAL DEPRESSION」の略で、日本語では「熱帯低気圧(最大風速34ノット未満)」の意味です、最大風速34ノットは、台風情報でよく耳にする最大風速17.2mのことで、この最大風速が17.2m以上になれば「台風」になります。
■強い台風23号情報

「強い台風第23号」は、この後は伊豆諸島から次第に遠ざかる見込みですが、伊豆諸島では、非常に強い風や猛烈な風が吹いて、大しけとなっている所があります。また、台風本体の発達した雨雲は東に抜けつつあるものの、大気の非常に不安定な状態が続いており、伊豆諸島では9日(木)の台風第22号による記録的な大雨に加え、これまでの大雨の影響で、地盤が緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高くなっている所があります。
八丈町と青ヶ島村では、13日(月祝)は不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒し、塩害に注意してください。また、13日(月祝)夕方にかけて、うねりを伴う高波に警戒してください。