丸いパーツに幼児体型 よく見ると可愛らしい?
では、なぜミャクミャクはここまで人気になったのでしょうか?
脳の仕組みから人の心がどう動くのか研究している大阪大学大学院の中野珠実教授によると「ただ“可愛い”だけではここまで人気にはならなかった」ということです。

まず、ミャクミャクには▼強烈なインパクトがありました。人間は得体の知れないモノに対し、最初は警戒感を抱くそうです。
ただ、よく見てみると▼丸いパーツで幼児体型をしています。こういった可愛らしい要素もあるため、何度も見ていくうちに親しみや安心感も湧いてくるようです。
さらには▼目が5つあるなど、どこが顔なのだろうという複雑なデザインや、少し間抜けな顔をしているところが飽きさせない要因でもあるということです。
つまり人気の理由としては、“絶妙な気持ち悪さ”が功を奏し、マイナスポイントから始まるとよくなっていくというのは人間も一緒だそうです。
井上貴博キャスター:
これは本当に難しく、一か八かだと思います。ミャクミャクも微妙なラインだったのだろうなと…。

経済アナリスト 馬渕磨理子さん:
絶妙だったのでしょう。少し心に引っかかりがあるようなもののほうが残っていくんですよね。
出水麻衣キャスター:
“ミャクラー”がつけているようなカチューシャなども、すごく可愛いです。ただキーホルダーにするのではなく、可愛い要素だけ抽出してグッズにするところが日本の上手さではないかと今回思いました。














