南鳥島沖で行われている国産レアアースの試験採鉱について、内閣府が主導する研究プロジェクトチームは、深海からレアアースを含むとされる泥を世界で初めて回収したと発表しました。
この実験は、日本の最東端・南鳥島沖で水深6000メートルの海底からレアアース泥を引き上げる試みです。先月12日、探査船「ちきゅう」が静岡県の清水港を出港。南鳥島沖で試験採鉱を続けていました。
現地は波が高く作業は難航していましたが、きのう未明、船上にレアアース泥を引き上げることに成功したということです。探査船は引き続き試験採鉱を行ったあと、今月15日に帰港する予定で、引き上げた泥は研究機関で成分分析が行われます。
プロジェクトチームは2018年から南鳥島沖で調査を開始し、2021年に産業開発が可能な規模のレアアース泥が存在すると明らかにしていました。今後は、来年2月に本格的な試験採鉱を行う予定で、南鳥島にレアアース泥を陸上げして脱水処理などを行う計画を明らかにしています。
レアアースをめぐっては、先月、中国が日本に軍事転用の可能性がある品目の輸出禁止を発表。レアアースの輸出も止められるのではと懸念が広がるなか、国産レアアースの開発実験に注目が集まっていました。
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