中途半端な形で折り合うと… 「ギリギリの駆け引き」
井上貴博キャスター:
そもそも論として感じるのが、票や選挙のための連立だったら解消してもらった方がすっきりするというか。
もともと、自民党と公明党は高市さんになる前から政策はバラバラだった気がしていて、今ようやく国会が「政策一致するものは進めていきましょうよ」という政策本位になっている。だとすると、一致しないのであれば、連立は解消してもらった方が健全で、うやむやにされることの方が不健全じゃないかなと感じるのですが。

ハロルド・ジョージ・メイさん:
3つの問題で特に「政治とカネ」というのは、まだまだ国民の意識が高い課題であることは間違いないので、ここで粘るというのはわかります。
ただ、1時間半会議をして、その3つのうちの2つがある意味消えたということは、もう1点も何らかのアクションさえ起こせば何とかなるんじゃないかなと。今まで20数年間、与党だった公明党がいきなり野党になるというのは、それはそれでいろんな妨げがあると思うので、そう簡単には諦めないのではないかなと思います。
岩田夏弥 政治部長:
公明党もはっきり言っているので、中途半端な形で折り合うように見えてしまったら公明党に対する期待も下がってしまいますので、結構ギリギリの駆け引きというか、ぶつかり合いになっていると思います。
斉藤さんも「政策や理念の一致があって初めて連立政権は成り立つ」と根本的なことも話していたので、原点に立ち返って根本的なところの話をしたいということだと思います。