岡山県でバスを運行する岡山電気軌道、両備ホールディングス、中鉄バス、下津井電鉄、備北バスの5社は先月(8月)、最低運賃を160円に変更する共同経営計画を国土交通省に申請していましたが、今月19日に認可されました。

複数事業者での運賃改定に必要な独占禁止法特例法の許可を求めるもので、これにより、5社の路面電車と路線バスの最低賃金運賃は今年10月1日から均一160円になります。

5社による共同経営計画は、公共交通の維持を模索する岡山市が開いた岡山市公共交通網形成協議会でその方向が示されたもので、岡山市内の各区間で過度な競争によって実施運賃が低廉化した状態になっていることや、人件費や燃料費の物価上昇などで収益の確保が難しくなっているなか、収益を改善することで、岡山市内の公共交通の維持・拡充をはかるのが目的です。