「出産前後の一定期間は女流タイトル戦に出場できない」とする日本将棋連盟の規定変更を求め、福間香奈倉敷藤花が会見を開いたことに対し、連盟が岡山県倉敷市などに説明に訪れました。

日本将棋連盟の糸谷常務理事が、タイトル戦・倉敷藤花戦の主催者である倉敷市などに説明を行ないました。

この問題は、「産前6週、産後8週にタイトル戦の日程が一部でも重複する場合、対局者を変更する」という規定について、倉敷藤花のタイトル保持者でもある福間香奈女流六冠が「事実上の不戦敗となる」として会見を開いたものです。

これを受け倉敷市は、「将棋連盟からの説明では、女流棋士のみなさんの理解を得ているとのことでしたが、福間女流六冠の会見はまったく違うものでした」としたうえで、早急な見直しを求めていました。

(伊東香織倉敷市長)
「妊娠出産が前に進んで行くように、さまざまな方の協力を得ながら進めていけるように取り組んでいきたい」
日本将棋連盟は今月15日、会見を受け規定を削除しています。














