3つの「台風のたまご」が同時発生

 気象庁の最新情報では、南シナ海、フィリピンの東、そしてウェーク島近海の3か所で、それぞれ熱帯低気圧が発生しています。これらはきょうから数日の間に台風へと発達し、それぞれ異なる進路をたどる見込みです。フィリピンの東にある熱帯低気圧bは暴風域を伴う予想で、ウェーク島近海の熱帯低気圧cは、今後の進路次第では日本に接近する可能性もあります。

熱帯低気圧a:あす台風になる予想

 気象庁によると、南シナ海にある熱帯低気圧は、18日午後0時現在、北西へ時速20キロメートルで進んでいます。中心気圧は1006ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルです。

 この熱帯低気圧aは、あす19日午前0時には南シナ海で台風へと発達するとみられています。

 19日午後0時には、南シナ海を中心に、北西へ時速15キロメートルで進むでしょう。中心付近の最大風速が20メートル、最大瞬間風速が30メートルとなる予報です。中心気圧は1000ヘクトパスカル、予報円の半径は110キロメートルとなると見込まれています。20日午前9時には、華南で熱帯低気圧に変わると予想されています。