■MLB ドジャース 5ー0 フィリーズ(日本時間18日、ドジャー・スタジアム)

ドジャースの大谷翔平(31)が本拠地でのフィリーズ戦に“1番・DH”で出場し、8回の第4打席に2戦連発となる51号ソロ本塁打を放つなど4打数1安打だった。

チームは先発・B.スネル(32)の好投と救援陣の無失点リレーで見事完封勝利。同地区2位のパドレスも勝ったため、ゲーム差2は変わらず、優勝マジックは1つ減り「8」となった。

ドジャースの先発はサイヤング賞2回の左腕・B.スネル。初回をわずか8球でおさえると、2回の攻撃で、F.フリーマン(35)が2球目の155キロのシンカーをとらえ、バックスクリーンへ運んだ。飛距離127mの豪快21号ソロで先制点をあげると、さらに2死一、三塁で9番・B.ロートベット(27)が追加点となるセンターへのタイムリーで、2-0。4回にも、E.ヘルナンデス(33)がセンターへのタイムリーでさらに1点を追加した。

3-0で迎えた7回、スネルが2者連続四球でランナーを背負うと、ロバーツ監督がマウンドへ。それでも続投の意思を見せ、2死二、三塁のピンチをおさえると、マウンド上で雄叫びをあげた。ベンチに戻ったスネルは、ロバーツ監督と熱い抱擁を交わし、観客もスタンディングオベーションで称えた。

8回には大谷が、ルサルド(27、フィリーズ)の投じた6球目のスイーパーをとらえ、バックスクリーン右へ高々と舞いあがる飛距離約124メートルの豪快弾。さらに、T.エドマン(29)の犠打で、5-0とした。

投手陣は8回からはA.ベシア(29)、9回はT.スコットが無失点リレー。先発スネルは今季5勝目を挙げた。

本塁打王争いリーグ2位の大谷は、前日の17日にMLB史上6人目となる2年連続50号を放ち、史上初の“50本塁打ー50奪三振”もマーク。この日も2戦連発となる51号をリーグトップのK.シュワバー(32、フィリーズ)の目の前でスタンドへ運んだ。シュワーバーは快音響かず、大谷との差は再び「2」に縮まった。

今シーズンは残り10試合で、大谷は逆転の本塁打王へ正念場を迎えた。明日19日からは、本拠地でジャイアンツとの4連戦に挑み、初戦は山本由伸(27)が先発マウンドに立つ。