ネパール人の職員3人が働きやすい環境を 日本人職員に向けて研修会も

ネパール人の職員3人が働く堺市の障害者施設。この施設では、3人が働きやすい環境を整えようと受け入れる日本人職員に向けて研修会を開いていました。
(研修会の講師)「一方的に日本人のことを知りなさい、日本の文化を知りなさい、風習を知りなさいではなくて」
また、職員は通常、入所者と同じ給食を食べる決まりですが、「ヒンドゥー教徒」の3人は牛肉や豚肉が食べられないため、特別に弁当を持ってきても良いことにしました。
こうした外国人職員の受け入れにあたっての工夫は、堺市内の障害者施設同士で定期的に情報共有しているといいます。
(障害者施設の施設長)「やはり日本語が難しいので身振り手振りで伝えるのが大変というのはある」
(障害者施設の施設長)「日本の方と一緒に扱ってくださいと言われる。知らないうちに遠慮してしまっている部分があった」
障害者福祉に詳しい専門家は「外国人職員目線での環境整備が重要だ」と指摘します。
![]()
(日本社会事業大学 曽根直樹客員教授)「海外に働きに来ている立場にたってどうしたらいい職場と思ってもらえるか、雇っている側が考えてサポートが必要。長く働いてもらうことを前提に自分たちのチームの一員として迎え入れることが必要」














