いわゆる健康寿命の都道府県別の2023年分の値がこのほど公表され、長野県は、女性が8年連続で、男性も3年連続で全国1位になりました。
健康寿命は、集団の健康状態を表す健康指標の一つで、介護保険の要介護度2未満を健康な状態として、心身ともに自立し、健康的に生活できる期間を示すものです。
公益財団法人国民健康保険中央会がまとめた、2023年の都道県別の平均自立期間によりますと、長野県は、男性が81.2年、女性が84.9年でした。
男性は、全国平均の79.7年を1.5年上回って3年連続で1位、女性は、全国平均の84.1年を0.8年上回って、数値が毎年公表されるようになった2016年以降8年連続で全国1位でした。

男性の2位は滋賀県と奈良県で80.9年、4位はいずれも80.3年で福井県と岐阜県、兵庫県でした。
一方、女性の2位は滋賀県と島根県の84.8年で、4位はいずれも84.6年で兵庫県と佐賀県でした。
県では、高齢者の就業率が高いことや、野菜摂取量が多いこと、健康ボランティアによる自主的な健康作りの取り組みなどが、高い健康寿命に繋がっていると分析しています。