旧黒川村で32人が犠牲に 58年前の『8.28水害』とは
昭和42年(1967年)8月28日、新潟県下越地方から山形県にかけて、記録的な集中豪雨が発生。『8.28水害』と呼ばれ、胎内川流域を中心に甚大な被害をもたらしました。

胎内川上流のダムでは、わずか1日で年間降水量の約3分の1にあたる645ミリの雨が集中して降り、洪水や土石流が発生。胎内市(旧中条町・黒川村)では46人の死者・行方不明者、275人の負傷者、さらに6000棟以上の住宅が浸水しました。

中でも旧黒川村では、10代以下11人を含む32人が犠牲となる未曾有の大災害となったのです。
58年経った今も、当時の記憶は地域に生きる人々の心に鮮明に残っています。